USBメモリなどのフォルダに入れれば直ぐ動作するPortable Windows アプリケーションとインストール作業が必要なタイプのものをUbuntuにインストールする方法と動作について、まとめて見ました。
■Windowsアプリのインストールと開き方
(1)USBメモリから起動するソフトの実行ファイル(*.exe)から開くとき
(ファイルの場所はUSBメモリ、デスクトップなどどこであっても可能)
・Ubuntu8.04の時は実行ファイルの上で右クリックし「別のアプリで開く」をクリック
「Wine Windows Program Loader」をクリック
・Ubuntu8.10の時は右クリックで出る「Wine Windows Program Loader」をクリック
(PrtSCが利かなくなりデジカメで撮ったので画質不良)
グラフィックス アプリのJTrim(レジストリ不使用版)が起動
(2)exeファイルのショートカットを作りそこから起動した例
・Windows USBタイプのソフトをUSBメモリから、Ubuntuのdrive_c\Program filesの中にコピー
・JTrimとMkEditorがフォルダ毎Program Filesの中に入ったところ
・DeskTopに「Windowsソフト」のフォルダを作成し、JtrimとMKEditorのショートカットを入れる
・Ubuntu8.10のときはショートカットの上で右クリックし、「Wine Windows Program Loaderで開く」をクリック
■setup.exeがあるアプリのインストール
・レジストリ使用のアプリはinstall.exeやsetup.exeで右クリック、「Wine Windows Program Loaderで開く」を選択するとセットアップメニューがでる。
・Microsoft Office 2000 SR-1 Personalでのインストール例
上のメッセージに答えるために、Vistaのoleaut32.dllに入れ替えた。(旧ファイルはoleaut32-old.dllとした)
※メモ
次のメッセージが出たら、wineHQに書かれている通りにインストールすると直る。
・文字化けして何がなんだか分からないが、これまでの経験でインストールを行なった。
Officeツールの「Microsoft Photo editor」をインストール対象にした。
「Microsoft Photo editor」の動作テスト、詳しくは見ていないが、問題なさそう。
■Windowsアプリの入力方式変更
既定のインライン入力では動作しないので、wineだけシステムライン方式に変更する必要あり。
gedit等のエディタ(端末で起動)で、 ~/.wine/user.regの最後に
[Software\\Wine\\X11 Driver]
"InputStyle"="root”
を追加すると、画面左下に入力文字があらわれる。
Word 2000での入力例
■Windowsアプリがインストールされるフォルダ
(1)「アプリケーション/Browse C:\ Drive」 をクリック
(2)drive_cの中身
MicrosoftのWindowsと同様に通常はProgram Filesにインストールされる。
なおシステムファイルを表示させたいときは「隠しファイルを表示する」にチェックを入れる。
■wineが使用しているフォルダ例
Windowsアプリのスタートメニューパス
■インストールしたWindowsアプリのアンインストール
端末でwine uninstaller を入力しEnter
削除するソフトを選択して「追加と削除」をクリック
Lotua スーパーオフィス2000のとき
オーガナイザー2000は起動しなかった。